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阪神×南海 小旅手帖 芦屋編

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街角にひそむノスタルジーを
辿って『芦屋』

 

爽やかな風が吹き抜ける初夏の芦屋。山々から流れてくる木々の香りと、浜から吹き上げる潮風が心をくすぐる。芦屋浜のすぐそばには、芦屋市谷崎潤一郎記念館が建ち、芦屋川には在原業平を由来とする業平橋が掛かる。大きなお屋敷の街並みに薫る先人の思い出を巡り、憧れの芦屋を旅する。

 

大阪難波駅から快速急行に乗って約30分。駅のホームから、六甲山や海へと続く芦屋川を眺めることができる芦屋駅。お隣の打出駅とともに、周辺は小説や詩歌の舞台となってきた。芦屋市谷崎潤一郎記念館には、遠方からも文学ファンが訪れ、現在の打出図書館分室は、村上春樹氏の著作にも登場する歴史的建造物が残る。古くから人々を魅了し続けるこの街には、地元の人々が愛し、育てた名店が数多い。先人が愛した街で、息づく歴史を探して散策を楽しみたい。

 


▲写真左:六甲山の伏流水で豆腐を作る「芦屋むらかみ」。店主は毎朝3時に起きて仕込みをスタート。オープンと同時に出来立ての豆腐が店頭に並ぶ。

写真右上&右下:「芦屋市谷崎潤一郎記念館」と、そこで出会った猫。愛猫家としても知られる谷崎潤一郎を訪ねて来たかのよう。館内では6月1日(土)から「猫と谷崎と二人のおんな」という、猫にまつわる作品に関する特別コーナーを設ける。

 

▲村上春樹氏のエッセーにも登場する、昔の芦屋市立図書館。現在も現役で「芦屋市立図書館打出分室」(芦屋市打出小槌町15-9/阪神打出駅から徒歩約3分)として活躍中。外壁はルスティカ仕上げの花こう岩。重厚な建物を蔦が覆う。大阪の逸身銀行が所有していた建物が昭和5年に芦屋に移築。奥には日本庭園がある。

 


▲50年来芦屋で手焼きせんべいを作り続ける「田中金盛堂」。ほんのり甘い玉子せんべい「だるませんべい」は、1つずつ焼きゴテで顔を描く。表情がそれぞれに違って愛らしい。

 

▲雑貨のほかグリーンも充実している「バスケット」。

 

▲写真左上&右:何気ない草花のディスプレイや街路樹の緑、中庭からの光で心和む、うどん専
門店「花菜」。

写真左下:水鳥が仲睦まじく戯れる芦屋浜界隈。これからの季節は、家族で磯遊びに訪れる人々も増える。


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